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鳥取県 重要文化財建造物(15件)
■概要
三朝町の三佛寺投入堂、大分県の龍岩寺奥院礼堂と並び、日本三大投入堂の一つで、昭和28年に指定されました。約600年前の建立とされ、羽柴秀吉の鳥取城攻めで焼き払われた中でも奇跡的に焼け残ったと伝えられます。 本尊の不動明王は弘法大師・空海が33歳のときに彫刻したとされ、目黒不動・目赤不動とともに日本三大不動明王に数えられます。毎年3月と7月の最終日曜日には護摩法要が行われ、本尊が御開帳されます。写真は『不動院岩屋堂 | わかさ観光ガイド - 若桜町観光協会 〜ぷらっと若桜(わかさ)にきんさいな〜』のページから
■不動院岩屋堂の重要文化財建造物
■概要
鳥取県の三徳山に位置しており、その険しい地形から「修行の聖地」としても知られています。投入堂をはじめとする建造物は、自然と調和した美しい景観を見せ、訪れる者に古代からの宗教的な畏敬の念を抱かせます。 三仏寺の創建は706年に遡るとされ、長い歴史を持つ寺院です。平安時代には修行の場として多くの僧侶が訪れ、繁栄を極めました。現代においても、三仏寺は日本の文化遺産として貴重な存在であり、歴史、建築、自然との調和を体現する場所として広く知られています。写真は『とっとり旅 【公式】鳥取県観光旅行情報サイト』のページから。
■三仏寺の重要文化財建造物
■概要
江戸時代に廻船問屋として栄えた豪商・後藤家の屋敷で、鳥取県米子市の加茂川沿いに位置します。切妻屋根に丸瓦、千本格子、家紋入りの白壁など、当時の財力と格式を感じさせる見事な造りが特徴です。後藤家は江戸時代初期に石見国から移住し、米子の海運業を支える重要な役割を担っていました。 敷地には現在も主屋をはじめ、一番蔵、二番蔵、味噌蔵などの建物が残り、これらの蔵は当時の経済力と暮らしを伝える貴重な遺構です。主屋は切妻造の本瓦・桟瓦葺きで一部2階建ての堂々たる建物ですが、内部は一般公開されていませんが、外観の見事な意匠は、往時の繁栄を今に伝えています。写真は『とっとり旅 【公式】鳥取県観光旅行情報サイト』のページから。
■後藤家住宅の重要文化財建造物
■概要
中世の土豪を祖とし、江戸時代には津ノ井村の庄屋や法美郡の宗旨庄屋を務めた旧家です。16世紀末から17世紀前半に建てられたとされる主屋は、桁行7間半、梁間4間の広間型三間取りという大規模な間取りを特徴とし、鳥取県内でも最古級の農家住宅として知られています。 見どころとして、堂々とした入母屋造りの茅葺き屋根を持つ主屋は、広々とした土間や大広間など、当時の生活様式を今に伝えます。また、上の蔵、下の蔵、新米蔵などの土蔵群も残り、農家の経済力を物語る重要な遺構です。さらに屋敷を囲む庭園は四季折々の風情を楽しませ、建物とともに歴史の趣を感じさせます。福田家住宅は、地域の建築技術や農家文化を知るうえで貴重な文化遺産です。
■福田家住宅の重要文化財建造物