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石川県 重要文化財建造物(35件)
■概要
金沢城本丸の北側に位置する国内最大級の土蔵であり、嘉永元年(1848年)に武具蔵として建てられました。加賀藩大工の山本勝左衛門がその普請を手がけたこの建物は、堅牢な土蔵造りの重厚な構造が特徴です。 総二階建ての広大な空間を有し、当時の技術力の高さを感じさせます。また、長い年月を経ても生き残ってきた耐久性は、武具を保管する機能性を物語っています。 さらに、腰の石張りや、櫓や城門とは異なる石板を貼った外壁など、細部にまでこだわりが感じられる美しい意匠も魅力の一つです。写真は『石川県立歴史博物館(いしかわ赤レンガミュージアム)|石川の観光スポットを探す|ほっと石川旅ねっと - 能登・金沢・加賀・白山など、石川県の観光・旅行情報』のページから。
■金沢城の重要文化財建造物
■概要
1899年(明治32年)に建てられ、洋風建築を取り入れたデザインが特徴的です。正面の三角形の屋根や尖塔が印象的で、「三尖塔」として親しまれていました。歴史的価値として、近代の学校建築の発展を知る上で貴重な初期の中学校校舎です。2014年に発見された設計図面から、設計者は石川県技師・山口孝吉と判明しています。現在、金沢くらしの博物館として明治時代の生活文化を展示し、当時の様子を伝えています。写真は『旧石川県第二中学校本館/金沢市公式ホームページ いいね金沢』のページから。
■旧石川県第二中学校本館の重要文化財建造物
■概要
もともと北陸道鯖波宿の本陣として使用されていたこの建物は、人馬継立問屋(じんばつぎたてといや)も営んでいました。現在は江戸村に元通り移築されています。主屋は東南に面し、そりのある切妻造りで、妻入り、桟瓦葺の構造です。正面の主屋の西側には表門があり、表門を入ると本陣座敷があります。主屋の南側には馬屋があり、その後方には蔵が位置しています。本陣遺構として付属建物が残っているのは非常に珍しいです。写真は『旧鯖波本陣石倉家住宅 金沢市』のページから。
■旧鯖波本陣石倉家住宅(旧所在 福井県南条郡南条町)の重要文化財建造物
■概要
切妻造り、妻入りの2階建てという加賀地方の民家に多く見られる特徴的な構造を持っています。耐火性に優れ、豪雪地帯の気候に適した土蔵造りの外壁があり、登り梁には雪の重みに耐えるための工夫として根曲り材が使用されています。屋内には「ウマヤ」と「カラスンバ」があり、これらは山村民家の暮らしを垣間見ることができる施設です。これらの特徴から、単なる住居ではなく、当時の生活様式や地域社会のあり方を伝える貴重な文化遺産と言えるでしょう。写真は『旧小倉家住宅(きゅうこぐらけじゅうたく)|白山市公式ホームページ』のページから。
■旧小倉家住宅の重要文化財建造物
■概要
山岸家は江戸時代に白山麓の十八ヶ村取次元を代々務めていた旧家で、酒造や養蚕、木材、金融などの経済活動を活発に行っていました。住宅は白峰地区のほぼ中央に位置し、江戸時代末から明治時代前半に建てられた主屋、板蔵、味噌蔵、浜蔵の4棟が残っています。主屋は豪雪に対応するための厚い土壁や、薪の搬入や積雪時の出入り口として設けられた2階の開口部など、伝統的な住宅の特徴がよく残っています。板蔵は弘化2年(1845年)頃、浜蔵は慶応2年(1866年)頃、味噌蔵は明治9年以前に建てられました。写真は『旧山岸家住宅・中谷家住宅 | 石川県』のページから。
■旧山岸家住宅の重要文化財建造物
■概要
加賀藩三代藩主前田利常公が、小松城の鬼門を鎮めるために、明暦3年(1657年)に創建、北野天満宮を模して造られ、菅原道真公が祀られています。小松城、金沢城、妙立寺(忍者寺)など、多くの城や寺が小松天満宮と同じ鬼門線上に建てられていることから、重要な守護神として崇められいました。社殿、石の間、幣殿及び拝殿、神門は、江戸時代の建築様式がよく残っており、貴重な史跡です。また、境内には約100本の梅があり、梅の名所としても知られています。写真は『小松天満宮/小松市ホームページ』のページから。
■小松天満宮の重要文化財建造物