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重要文化財建造物(1件)
■概要
元和9年(1623年)に春日大社の若宮社を移築したもので、現存する最古の「春日移し」の建物です。春日移しとは、春日大社で定期的に行われる式年造替に伴い、古い本殿を別の場所に移築することを指します。崇道天皇社は、桃山時代の建築様式を今に伝える貴重な遺構であり、またお彼岸の発祥地としても知られています。 この社の見どころとして、まず檜皮葺の美しい屋根が挙げられます。日本の伝統的な建築様式である檜皮葺は、自然の風合いを活かした素朴で趣のある屋根材で、建物に独特の風格を与えています。また、崇道天皇社は春日大社の特徴的な建築様式である「春日造」を受け継いでおり、桃山時代の建築技術と美意識を感じさせる造りです。静かで荘厳な佇まいの中に、深い歴史の重みと日本建築の美しさを味わえる場所となっています。写真は『境内のご案内 - 崇道天皇社』のページから。
■崇道天皇社本殿の重要文化財建造物